2012年11月20日

外国語学部フェスティバル(12/1) #姫路

 またもやサボり癖がでまして、放置状態にしておりましてご無沙汰しております。
今日は風邪を引いて、とっとと寝たいのですが、なぜか寝付かれないので、久しぶりの更新でございます。

 来たる12月1日(土)、「外国語学部フェスティバル」が開催されます。
去年までは23日に行っていましたが、今年はちょっと(かなり?)早めになりました。
プログラムは、午前が各国語別の弁論大会、昼はスペイン料理教室英語劇「不思議の国のアリス」、午後はぴあの・ぴあ〜ので懇親パーティ、となっております。
詳細は大学HPまで。
弁論大会を聞きに来て、学生の表演にヤジを飛ばすもよし(違)、懇親パーティで出されるお菓子や料理を食べつくすもよし(違違)、ともかく皆様どしどし遊びに来てください。

 というわけで、おやすみなさい。
posted by TMR at 02:03| Comment(0) | 行事

2012年10月07日

カルチャーカフェ・獨協「ホントにあった?中国のコワい話」第4回「キョンシーは実在するか?〜中国の死体搬送術〜」

またまたご無沙汰してしまいました。どうもサボり癖というものは一度ついてしまうとなかなか治るものではなく、授業から足が遠のいている学生諸君の気持ちがよくわかり(違)
で、仕事しているふりをしながらネットを眺めていると、10月からの新番組に、こんなものが。

好好!キョンシーガール〜東京電視台戦記〜(テレビ東京系)

「女優にアイドル、大学生としても忙しい川島海荷(18)。
なんでも鑑定団の出演依頼を受けて、自宅の蔵を物色していると、「封印」と書かれた奇妙な鍋を見つける。
誤って蓋を開けてしまうと、中から101匹の凶悪なキョンシーたちが解き放たれてしまった。
すると、お札は少年に変身し、呆然とする海荷に対して、「責任をとって道士としてキョンシーと戦え」と告げる。
かたくなに拒む海荷だったが、自身が所属する9nineのファンがキョンシーの被害にあったことを知る…」(公式HPより)

 ということで、キョンシーブーム再来?なんでしょうか。とりあえず、ヒロインの名前の読みがわからんとか、キョンシーは鍋に封印するものじゃないとか、101匹はワンちゃんじゃないのかとか思いつつ、ふと、なにか忘れていたことが……あっ。
というわけで、数か月の時を超えて、「カルチャーカフェ・獨協「ホントにあった?中国のコワい話」第4回「キョンシーは実在するか?〜中国の死体搬送術〜」ここに見参!!
(余談ですが、MSIMEは「見参」変換できず、あやうく「ここに剣山!!」にするところだった)

 さて、前回とか前々回とかその前とか、遠い遠い記憶のかなたのお話では、中国では幽霊が人に悪さをするだけでなく、死体もときには「殭屍(キョンシー)」となり、人を襲ったり、人を迷わせたりするということでした。
 死んでいるのに動き回る、中国版ゾンビ「殭屍」。欧米のゾンビは、映画の中では放射線とかウィルスなどが原因で、死体が動き回って生者を追い回すというのが主流のようです。ただ聞くところによれば、「ゾンビ」というのは、ハイチなどの地域で、誘拐してきた人を薬などで一種の催眠状態のようにして、反抗することのない労働力として使っていた、というのが起源だそうです(ほんとかどうかはわかりません)。

 一方、われらが「殭屍」は、これまでご紹介した話では、たまたま生者の陽の気に触れた亡骸が、陽の気を吸い込まんとして生者を追いかける、というものが主流でした。ところが、近世には、術を使って遺骸を「殭屍」にする人々がいたそうなのです。

 中国の南方、貴州や雲南などの山岳地帯は森林資源が豊かなので、春になって川が増水すると、上流の村では木を切り出していかだを組み、それを川に浮かべて下流の町まで運びます。町についたらいかだをばらして材木として売り払い、今度は徒歩で上流の村に戻っていきます。そのような商売が盛んだったようですが、中には途中でけがや病気、その他の原因で亡くなる人も出てきます。中国では、葬式はできるかぎり故郷で執り行うものなので、異郷で客死した人の遺体は、頑丈な棺に入れて故郷まで運ぶのですが、貴州や雲南のような山岳地帯では、棺を担いで運べるような道はなかなかありません。

 しかし、遺体をそのまま異郷に置いておいたのでは、きちんと葬式を挙げることもできません。そこで、遺体運搬を請け負う道士様の出番、というわけです。彼らが遺体に術をかけると、遺体は立ち上がり、道士の後をついて歩くようになります。あとは、途中で術が解けないように注意しつつ、遺体とともに故郷まで、てくてく歩いて行くわけです。これは清朝末期の人、徐珂(じょか)の奇談集『清稗類鈔(しんはいるいしょう)』の「方伎類」に見える話で、「送屍術」と呼ばれています。

…この術は、一人が前で先導し、一人は手に水を入れた椀を持って後につき〔水の中にはお札を入れておかなければならない〕、水が傾いたりこぼれたりしなければ、遺体は倒れない。死体は生者と区別つかないが、しゃべることはできず、歩き方も生者とは少し違う。人が歩けば歩き、人が止まれば止まり、二人の歩みにのみ従う。夕方になり宿に泊まる時に、宿の主人が見れば、死体送りの客だとすぐわかるので、必ずもう一部屋用意して泊まらせる〔このような死体送りの旅行者は、いつでも街道を行き来しており、どこの宿屋でも、それぞれ専用に一部屋を用意してこれらの客を泊める〕。二人は床で眠り、死体は入り口の脇に立っている。湘のことわざに「三人で泊まり、二人が飯を食う」というとおりである。…


 街道沿いの宿屋も、きちんと心得ているあたり、こういう遺体運搬法がポピュラーだった(?)ことをうかがわせます。見方を変えれば、このような遺体運搬法が考案されたのは、どこで死んでも、故郷に葬られたい、という人々の強い願望によるものだ、ともいえましょう。
 なので、いくらほっといたら悪さするかもしれないとはいえ、なんぞに封印してはいけません。

 しかし現代人は、この遺体運搬法にも、なんとか合理的な説明をつけようとします。なんだか無粋な気もしますが、科学的精神の発露ともいえましょう。台湾と大陸で、それぞれ遺体運搬法についての解釈が生み出されました。まずは大陸から。2006年7月17日放映の「走近科学(科学に近づこう、ぐらいの意味でしょう)」という科学啓蒙番組で、この遺体運搬法の種明かしをしております。その方法は…

 @死体運びの親方が死体の頭、手、足を切り取り、胴体は処分する
 Aわらや木の皮で精巧な胴体を作り、頭、手、足を取り付ける
 B運ぶときには弟子が死体を背負って運ぶ


…弟子の人の苦労がしのばれますが。そこまでして、遺体を遺体のまま(かなり改造してますが)運ばなければならないのですね。これが日本だと、火葬して骨壺を持ち運べばいいのですが。

一方台湾では、なんと図入りで遺体運搬法の現代的解釈が創られました。複数のブログで紹介されている、「標準電子報・怪力乱神online」なるメディア(詳細は不明)によれば、以下の通り。(なぜか空白があいてしまいますが、少しスクロールしていただきたく)





















ganshi01.jpg湖南西部は昔から出稼ぎが多く、客死する人も少なくない。しかし険しい山岳地で遺体を搬送するのは難しく、遺体を背負って山道を運ぶしかなかった。
ganshi02.jpg複数の遺体を運ぶ場合は、竹で作った担架を使うが、それでも二、三体がやっとであった。
ganshi03.jpgそこで頭のいい人が、遺体を竹竿に固定する方法を考え出した。これによって、一度に四、五体の遺体を運ぶことができるようになった。
ganshi04.jpg竹竿を遺体の脇の下に通し、腕を竹竿に縛り付ければ、一度に四、五体を運べるし、起伏の激しい山道でも遺体が滑り落ちることはない。
ganshi05.jpg中国の衣服は袖がゆるやかに作ってあるので、竹竿を袖に通してやれば全く見えなくなる。それで、遠くから見れば、遺体が両手を伸ばして一列に並んで行進しているように見える。
zhenxiang6.gif竹竿がしなるため、死体は動きにつれて上下に揺れ動く。また、遺体が腐敗するのを防ぐため、移動は夜に行われた。暗がりの中を移動する遺体の列を、遠くから見れば、遺体が飛び跳ねながら行進しているように見えたことだろう。(左の画像をクリックすると、別ウィンドウで、「飛び跳ねる」様子が見られます)


…竹竿に腕を括り付け、前後で担いで運ぶため、竹竿がしなって遺体が飛び跳ねるように動く、という合理的解釈がいい味を出しています。これなら山道でも大丈夫!(違)

というわけで、(おもに私のサボりで)長々とおつきあいくださり、ありがとうございます。
近日中に、また別な講座の紹介をさせていただきます。さて次のテーマは一体何か、それは次回の講釈をお待ちあれ(いつだ)。
posted by TMR at 10:25| Comment(0) | 講座

2012年08月28日

上海旅行記C微食倶楽部

 もう八月も終わるというのに、暑い日差しが一向に衰える兆しがない今日この頃こんにちは。

 さて今回は上海旅行の往復でお世話になった、中国南方航空の機内食についてご紹介。
最近は機内食も、各航空会社で工夫を凝らすようになったようで、味のレベルを高めたり、民族料理ふうにしたりと、いろいろあるようです。こちらの「機内食ドットコム」に行くと、世界各地の航空会社の機内食を見ることができます。

 で、中国の航空会社の機内食というと、やはり中華料理の特色を生かした…とはいいきれない、なかなか微妙なものが多いように感じます(年1回ぐらいしか乗っていないので、あまり偉そうなことはいえないのですが)。国内便の機内食だと、「チキンorフィッシュ?」と聞かれる代わりに、「饭还是面?」(ごはんor麺?)と聞かれ、ドキドキしながら「麺」と答えると、渡された保温容器の中には、すっかりのびた炒麺(焼きそば)がみっちりと入っていたり、というのを去年体験しました。だから今回、南方航空の機内食も、とりあえず「麺」と答える心づもりをしつつ、期待せずに待っていたのです。

 で、水平飛行に移り、機内食が配られ始めます。キャビンアテンダントさんがにこやか…でもなかったけど、一人ひとり機内食を手渡します。そしてこちらに向かって一言、「Japan?」
…あれ?「麺」じゃないの?と思う間もなく、保温容器と紙容器が手渡されます。軽く意気消沈しつつ、保温容器を開けてみると、なんと梅干しが真ん中に埋まった白飯がでてきたじゃありませんか。「?」と思いつつ、紙容器を開けてみると、なんだか旅館の朝ごはんのようなおかずが鎮座ましましています。ふたの裏側になにやら書いてあり、見ると、以下のような文面が。

「…お客様がより快適に、お食事を楽しんでいただけますよう、スタッフ一同試行錯誤を繰り返し今回の食事を作りました。コンセプトとして、和食は温泉旅館の朝食を、洋食は名古屋独特である喫茶店のモーニングをイメージ致しました。…」

おぉ、なかなかやるではないか、南方航空。お味のほうも、しっかりとした和食で、美味しくいただきました。ちなみにメニューは鯖の塩焼き、ミートボール、根菜の煮物、いんげんの和え物、温泉卵、漬物、納豆…納豆?
いや、私は納豆好きだから異論ないんですが、機内食に納豆というのはなかなかないような。食事の時間中、機内にそこはかとなく納豆のにおいが漂っていたのもいい思い出。あと、「名古屋独特である喫茶店のモーニング」も気にかかる…「名古屋モーニング」については、こちらを参照。

 で、上海でさんざん美食倶楽部を堪能したのち、夕方の便で帰国したのですが、行きの便で上記のようなすばらしい機内食が出されたのだから、帰りもやはり期待はするわけです。その日の昼は生煎包をたらふく食べて、空港ではビール飲んだぐらいだったので、今日は機内食をしっかり食うぞ、と意気込んで搭乗したわけです。さて水平飛行に移り、キャビンアテンダントさんが順番に機内食を配ってまいります。そしてこちらを見て、ひとこと「チキンorフィッシュ?」…あれ?

 ええ、手渡されたのは、鶏肉の炒め物がぶっかけられた白飯(保温容器入り)、野菜の炒め物とパンとプリンのようなデザート(紙容器入り)でした。「お客様がより快適に、お食事を楽しんでいただけますよう、スタッフ一同試行錯誤を繰り返し」たのは、日本発の便だけだったようです。やるな南方航空。でもごはんとパンを一緒に出すのはやめてください。
タグ:中国
posted by TMR at 16:50| Comment(0) | 日々想