というわけで、「獨協講座」2014年度春・夏講座の受講生募集が始まりました。
獨協講座(春・夏)講座一覧(大学HPへ)
今年度は語学講座が計13講座、教養講座は春・夏合わせて10講座、それにキッズ講座となっております。
私は「中国語(初中級)」、「東アジアの辞書〜漢字と闘った人々とその成果〜」、「二つの中国〜中国と東アジアの近現代史〜」の3講座を担当します。詳細は以下の通り。
「中国語(初中級)」(全20回)
まったく初めての人から、基礎をある程度学んだ人までを対象とする講座です。
ここ数年、日中関係は冷え込みが続いています。その原因は戦争責任や領土問題などいろいろありますが、日本と中国、お互いに相手を理解しているつもりで理解できていないことも一因ではないでしょうか。相手のことを理解するためには、相手の言葉を理解することから始めるのが近道でしょう。本講座では、中国語の簡単な会話ができるようになることを目標として、基礎を楽しく学んでいきます。
「東アジアの辞書〜漢字と闘った人々とその成果〜」(全5回)
漢字は古代中国で生まれた文字ですが、他の地域の文字とは大きく異なる特徴があります。それは「字数が膨大である」こと。数千年前に漢字が誕生してから、時代を下るごとにその数は増え続け、今では5万字とも10万字とも言われています。このように増え続ける漢字をなんとか手なずけようとして、昔の中国人が発明したのが、「辞書」なのです、中国人が発明した最古の「辞書」とはどのようなものか、「辞書」の種類はどれだけあるのか、そして、日本や朝鮮半島など、漢字と漢文化を学んだ地域では「辞書」はどのように受け入れられたのか、についてお話しします。
「二つの中国〜中国と東アジアの近現代史〜」(全4回)
今年2月、中国(中華人民共和国)と台湾(中華民国)の閣僚級高官による会談が行われました。これは、1949年に中華人民共和国が成立して以来、初めてのことですが、同じ「中華」を国名に持ちながら、なぜ、この二つの「中国」はこれまで交流を拒んできたのでしょうか。二つの「中国」が成立するまでの歴史、二つの「中国」と周辺諸国の関係、そして二つの「中国」の今後について、お話しします。
皆様お誘いあわせの上、どしどしご応募ください。
さて、次の更新はいつでしょうか…
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