2013年02月27日

カルチャーカフェ\(^o^)/オワタ

どうも。
去る2/21(木)、予告通りにカルチャーカフェ・獨協「中国の音楽〜二胡の歴史と作品」は、20人以上の参加者を集めて、実施されました。

…まぁ、パワーポイントを使ってしゃべる部分(二胡の歴史とか名演奏家の説明とか)は、職業柄それなりにこなして、適当に笑いもとったりしてたのですが、やはり演奏は…ねぇ。レッスンの時にも指摘される悪い癖(右手首が固い、音程がはずれる、焦ると速くなって指が追い付かなくなるetc.)が一気にまとめて出てきまして、もう土下座しようかという出来でありました。皆様やさしい方ばかりで、最後には拍手をいただいたのですが、こちらは冷汗三斗。やはり音源を準備して口パクならぬ弾きパクをすべき、いや、毎日きちんと練習することが何よりも大事だということを、痛感いたした次第です。(ショックのあまり、終わってから三日ほど二胡を触らなかったのは秘密です)

 で、プレゼン資料をパワーポイントで作りまして、ところどころに名演奏家(劉長福、姜建華、王国潼など)の演奏の映像を挿入したりしたのですが(今思えば、劉長福氏の演奏映像の後に自分の演奏を入れたのが間違いだった、そりゃ緊張するっての)、その過程で、いつもはiPodで聴いている二胡曲をスピーカーから聴いて、改めてその魅力に気づいた曲があります。こちら↓。



※カルチャーカフェで使用したのは、昨年11月に名古屋で開催された劉長福氏とお弟子さんたちのミニコンサートのときに購入したDVDから抜粋したもので、これとは違います。

 劉天華作曲の「病中吟」です。劉天華(1895〜1932)は中華民国時代に、それまで伴奏楽器であった二胡を独奏楽器として改良し、西洋音楽の奏法やテクニックを駆使して、「十大名曲」と呼ばれる二胡の古典的名曲(この場合、独奏楽器としての古典です)を作曲した人物です。

 「病中吟」は劉天華が最初に作った曲です。中華民国は、清朝を打倒して作り上げた新たな国家でしたが、機能しない腐敗した中央政府と地方を牛耳る軍閥により世の中は混乱していました。また、劉天華じしんも父親を亡くし、みずからも将来に不安を抱えながら過ごしているときに、この曲を作ったといわれています。

 私はどちらかというと、「空山鳥語」とか「光明行」のような、明るい曲が好きで、「病中吟」はメロディラインが美しいけど哀愁を帯びた曲調があまり好きではありませんでした。しかし今回スピーカーを通して改めて聴いてみると、その曲調がなにか心にしみ入るというか、非常に好ましく感じたのです。プレゼンを作るために劉天華の資料を読み直したりしたので、それが影響したのかもしれませんが。

 …で、5月にある二胡教室の発表会では、ずいぶん前にここに書いた通り、「光明行」↓を演奏します。が、昨日のレッスンではなんだかもうメタメタでした。師匠からも「いっぺんガラガラポンして、最初からやり直しですな」と言い放たれる状態で、大丈夫なんだろうか発表会。やはり事前に耳栓を配布して(違)



 とにかく、発表会が終われば、またすぐに来年の発表会の曲を考えねばなりません。ここで「病中吟」をやる、と言えればいいのですが、手元にあるテキスト『二胡考級曲集』(中国の二胡検定で使われる曲をまとめたもの、簡単な順に一級から十級まである)によれば、「病中吟」は八級、つまり上から3ランクめの難度の曲。ちなみに「光明行」は4級。…道のりはまだまだ長いようですな…
※ちなみに二年前にやった「空山鳥語」は7級である、というのを、発表会終了後に知って卒倒しました。その時の出来については聞かないで…
posted by TMR at 22:09| Comment(0) | 日々想